宇宙医学・ライフサイエンス
無重力環境で活動する宇宙飛行士は骨量低下、筋萎縮などの老化病態が急速に進みます。
この現象を、実験用マウスを人工衛星で飼育、無重力環境下にさらして病態の変化を調べることで、骨粗鬆症や抗不安薬などを開発できる革新的な創薬の方法論が見えてきます。HASTICの宇宙医学WGは回収型マウス実験衛星の設計と実験を進めており、製薬業界と宇宙産業が協調した独自の宇宙創薬研究を推進しています。
高齢者の生活習慣病をフィールド医学の観点から調べ、その予防対策を調べる健康・長寿研究も宇宙医学研究所を中心に行われております。
写真はマウス型実験衛星